カナディアンアルプスツアーズはカナダ、レベルストークにある
ヘリスキー&ヘリボード / キャットスキー&キャットボードを専門とする手配会社です。

カナディアンアルプス(レベルストーク)とは

なぜカンディアンアルプス?

カナダで有名な山岳リゾートと言えば、バンクーバー近郊で海岸山脈帯のウィスラー&ブラッコムやカナディアン・ロッキー山脈郡のバンフ&レイクルイーズを思い浮かべる方々多いかと思われます。そのウィスラー&ブラッコムとアルバータ州バンフ・レイクルイーズの間には多くの3000m級の山々がブリティッシュ・コロンビア州内陸部(BC州)にはあることをご存知でしょうか?このBC州内陸山岳地帯はコロンビア山脈郡と言われ、西からモナシー山脈、セルカーク山脈、パーセル山脈、そしてカリブー山脈が南北に連なっています。そのセルカーク山脈帯にある町、レベルストークは今まさに山岳リゾートとして再び脚光を浴びています。そして、このレベルストークは「カナディアン・アルプス」の西の玄関口として昔から呼ばれていたことをご存知でしょうか?

さて、なぜ昔からカナディアン・アルプスという名前が呼ばれていたかという不思議な疑問が沸くことかと思います。正確に言いますと先に紹介しましたコロンビア山脈郡の内、セルカーク山脈からカナディアン・ロッキー山脈のレイクルイーズの間を1890年代カナダ横断鉄道によって雇われたスイス山岳ガイドたちがスイス50個分入るくらい美しいということで「カナディアン・アルプス」と呼んだのが始まりだとと言われています。

このカナディアン・アルプスの中心であったグレーシャー国立公園ではアルパイン・クラブ・オブ・カナダの発祥の地、そして北米登山ブームの発祥の地とも当時は言われており、世界各国から多くの観光客や登山者が「グレーシャー・ハウス」と呼ばれるホテルを利用し、氷河観光や登山等を楽しまれておりました。 次に地質学的にカナディアン・ロッキー山脈と比べますと、セルカーク山脈は先カンブリヤ時代からの形成された岩で花崗石、大理石、石英などを含むより硬い岩盤です。ですので、氷河による侵食が影響が少なく、高山帯のカール地形は小さく、谷間では河川で形成されるV字谷が見受けられます。これに比べると褶曲運動で形成され、六千年万年後の白亜紀後期に出来上がったカナディアン・ロッキー山脈郡では砂岩や石灰等の比較的柔らかい岩盤で、氷河によって侵食された谷間はU字谷として形成されてきました。地質学や地形学から見るとセルカーク山脈の山々の傾斜は比較的急で谷間まで続くのが特徴でアルプスのような形状からもカナディアン・アルプスと呼んでも可笑しくないかと思われます。

最後にこの地域では世界でも珍しい内陸温帯雨林と呼ばれており、コゴミやワラビ等のシダ植物が自生し、黄色い水芭蕉も多く、コケや杉、そして杏茸や松茸などが自生する環境でもあります。また、バンフ国立公園よりも土壌が肥えているため熊が必要としている食べ物が多く、熊の個体数が多いとも言われております。このようにして歴史、地質、地形、そして生態系からもカナディアン・アルプスの特長を知ることが出来、今まさに日本の方々にこのカナディアン・アルプスの特長を感じ、楽しんで頂ける事を願っております。

メディア掲載Press

Canadian Alps が雑誌で紹介されました。


実業之日本社 Ski誌
2012年5月号

楠泰輔と佐々木悠のレベルストーク旅紀行


月刊スキージャーナル
2011年発売

浅川誠と河野健児のレベルストーク旅紀行